はじめに:その「しびれ」むち打ちだけが原因ではありません
交通事故に遭い、整形外科で「むち打ち(頸椎捻挫)」と診断されたけれど、なかなか指先のしびれや腕の重だるさが取れない……。そんな不安を抱えてはいませんか?

実は、事故の衝撃は首の骨だけでなく、その周りの筋肉を極度に緊張させ、神経の通り道を塞いでしまうことがあります。その結果引き起こされるのが「胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん)」です。
この記事では、年間多くの交通事故患者様をサポートしている接骨院院長の視点から、見落とされがちなこの症状の正体と、正しいリハビリ、そして絶対に避けてほしい動作について詳しく解説します。
胸郭出口症候群の主な症状と交通事故との関係
胸郭出口症候群とは、首から腕へと続く神経(腕神経叢)や血管が、鎖骨周りの筋肉や骨の隙間で圧迫されてしまう状態を指します。

交通事故で発症しやすい理由
衝突の瞬間、身体は強い緊張状態に陥ります。特に「斜角筋(しゃかくきん)」や「小胸筋(しょうきょうきん)」といった首から胸にかけての筋肉が硬くなり、神経の通り道を物理的に狭くしてしまうため、事故後に発症するケースが非常に多いのです。
チェックしたい主な症状
こんな症状が出ていませんか?
- つり革を掴むときなど、腕を上げると手がしびれる。
- 重い荷物を持つと、肩から腕にかけて引き抜かれるような重だるさがある。
- 手の血色が悪い、または指先が冷たく感じることがある。
- 握力が落ち、細かい作業(ボタン留めなど)がしにくい。
これらは胸郭出口症候群の典型的な症状です。
何科に行けばいい?「専門医」の見つけ方
「おかしいな」と思ったら、まずは整形外科を受診してください。交通事故の場合、レントゲンやMRIで「頸椎椎間板ヘルニア」など他の疾患がないか診断を受けることが法的にも重要です。

より詳しく診るなら「手外科専門医」もあり
胸郭出口症候群は一般的なレントゲン検査では異常が見つかりにくいため、見逃されることもある疾患です。より精密な徒手検査(ライトテストなど)を希望される場合は、日本手外科学会認定の「手外科専門医」が在籍する病院を受診することも選択肢に入ります。
院長のアドバイス:
診断がついた後は、病院と並行して接骨院でのリハビリ(手技療法)を併用するのが早期回復への近道です。
胸郭出口症候群で「やってはいけないこと」
良かれと思って行っている習慣が、実は症状を悪化させていることがあります。

以下の動作には注意しましょう。
- 重いショルダーバッグを肩にかける
肩が下がると神経の通り道がさらに狭くなります。リュックにするか、手で持つようにしましょう。 - 自己判断での強いストレッチ
しびれを伸ばそうとして首を無理に曲げるのは危険です。炎症を悪化させる可能性があります。 - 長時間のデスクワークやスマホ操作
「巻き肩」や「猫背」は、物理的に神経を圧迫する姿勢です。こまめに休憩を挟みましょう。 - 腕を高く上げ続ける動作
ドライヤーや洗濯干しなど、腕を上げる動作は神経の圧迫を強めます。短時間で済ませる工夫が必要です。
接骨院での効果的なリハビリとアプローチ
当院では、単に痛みがある場所を揉むのではなく、「神経の通り道を広げる」ための根本的な施術を行います。

- 深層筋肉の調整: 圧迫の主因となる斜角筋を優しい手技で緩めます。
- 肩甲骨の矯正: 肩甲骨を正しい位置に戻し、鎖骨周りの隙間を確保します。
- 自律神経のケア: 交通事故のストレスで乱れた神経を整え、血流を改善します。
- 正しい姿勢指導: 神経を圧迫しない体の使い方を、日常生活レベルで指導します。
まとめ:交通事故患者様が損をしないために
胸郭出口症候群は、適切な知識とケアがあれば必ず改善に向かいます。最後に、交通事故リハビリで最も大切なポイントをまとめます。
- 早期受診
事故から2週間以内に医師に「しびれ」を伝え、診断書に記載してもらうこと。 - 専門医の活用
診断に納得がいかない場合は、手外科専門医に相談すること。 - 自己判断を避ける
「やってはいけないこと」を守り、専門家によるリハビリを受けること。
交通事故後のしびれは、時間が経つほど「事故との因果関係」の証明が難しくなります。「ただの疲れかな?」と一人で抱え込まず、まずは当院へお気軽にご相談ください。
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