玉突き事故の過失割合は、原則として「最後尾の車両が100%」の責任を負います。
これは道路交通法第26条(車間距離の保持)により、後続車が常に安全に停止できる距離を保つ義務があるためです。
例外として前方車の不当な急ブレーキ等があれば割合は修正されますが、玉突きは2重の衝撃により重度なむちうちを招きやすいため、過失割合の決定を待たずに早期治療を開始することが後遺症を防ぐ唯一の手段です。
過失割合の基本は「0:0:100」

玉突き事故(三台以上の多重衝突)において、信号待ちなどで停車していた場合は、一番後ろの車が全ての責任を負うことになります。
- 先頭(A車):過失 0%
- 中間(B車):過失 0%
- 最後尾(C車):過失 100%
宮城県警察の資料「みやぎの交通事故(令和6年版)」によると、県内の事故類型で「追突」は常に上位を占めています。特に仙台バイパス(国道4号線)のような交通量の多い直線道路では、この「最後尾からの追突」が玉突きに発展するケースが多発しています。
過失割合が修正される3つの例外ケース
最後尾が100%にならないのは、以下のような「予測困難な状況」があった場合です。
- 先頭車の不当な急ブレーキ
危険回避のためではない急停止(あおり運転等)があった場合。 - 順次衝突(B車もぶつかっていた)
C車が来る前に、B車がすでにA車に追突していた場合。 - 強引な割り込み
車線変更禁止区間などで無理に割り込まれた場合。
「サンドイッチ型むちうち」の恐ろしさ

私は仙台で多くの交通事故患者様を診てきましたが、玉突き事故の中間車両にいた方の症状は、通常の追突事故よりも深刻になる傾向があります。
【体験談】仙台バイパスでの2重衝突の悲劇
以前、仙台市内の国道4号線で渋滞の最後尾にいた患者様(40代男性)が来院されました。「後ろからドーンと衝撃が来た直後、前の車にドーンとぶつかった」――。この2連続の衝撃が、首の筋肉や靭帯に「引きちぎられるような負荷」をかけます。
これは「サンドイッチ現象」と呼ばれ、1回目の衝撃で首が過伸展(後ろに反る)し、2回目で過屈曲(前に曲がる)します。これにより深部の神経や筋肉が傷つき、頭痛、吐き気、手足のしびれが長期化することがあります。
過失割合で揉めても治療を優先すべき理由
過失割合で揉めると、相手の保険会社から「支払いを保留する」と言われることがあります。しかし、そこで治療を我慢してはいけません。
- 人身傷害保険の活用
ご自身の保険を使えば、過失割合に関係なく即座に治療費がカバーされます。 - 健康保険の適用
「第三者行為による傷病届」を出せば、交通事故でも健康保険で治療を受け、窓口負担を最小限に抑えられます。
よくある質問:玉突き事故の通院に関するQ&A
- Q相手の保険会社が「過失割合が決まるまで待って」と言います。
- A
待つ必要はありません。
むちうちは放置すると慢性化し、一生の痛み(後遺症)になるリスクがあります。まずはご自身の保険を活用してでも、当院や連携整形外科で治療を始めてください。
- Q警察に「物損事故」として届けましたが、首が痛くなってきました。
- A
すぐに医師の診察を受け、「人身事故」へ切り替えてください。
これをしないと、十分な治療費や慰謝料が受けられない可能性があります。
まとめ:身体の回復こそが最大の利益

玉突き事故は、法律的にも身体的にも非常に複雑です。しかし、接骨院の院長として私が一番伝えたいのは、「車は買い替えられても、あなたの身体は替えがきかない」ということです。
過失割合の交渉はプロに任せ、あなたは「治ること」だけに専念してほしい。そのために、私たちは最先端の手技療法と、連携する弁護士や整形外科で、あなたの心と身体を全力でサポートします。
「これくらいの痛みなら…」と妥協せず、今すぐご相談ください。情熱を持って、あなたの健康な日常を取り戻すお手伝いをします。
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参考・引用元:
