傷の大小に関わらず「直ちに警察とレンタカー会社へ連絡」してください。
せっかくの旅行や出張中に事故に遭われ、現在とても不安な状況ではないでしょうか?
仙台で数多くの交通事故患者様を診てきた接骨院院長として、先にお伝えしたいことがあります。それは、「ただの物損事故だと思っていても、少しでも体に違和感があれば、必ずすぐに医療機関を受診すること」です。
後回しにすることで、後々大きな後悔につながるケースを私は何度も見てきました。まずは落ち着いて、この記事で解説する正しい手順を踏んでください。
レンタカーで物損事故を起こした直後の3つの鉄則
レンタカー利用中の物損事故(相手がいる事故・自損事故ともに)が発生した場合、パニックにならず以下の3ステップを必ず守ってください。

二次被害を防ぐため、ハザードランプを点灯し車を安全な場所へ移動
道路交通法上の義務。自己判断での示談は厳禁
保険適用のための必須条件
警察への通報は絶対義務!「事故証明」がないと保険が使えません
「ほんの小さな擦り傷だから」「相手が警察を呼ばなくていいと急いでいるから」と、当事者同士で解決(その場での示談)しようとするのは絶対にやめてください。警察への通報は、道路交通法第72条第1項で定められた運転者の法的義務です。
最も恐ろしいのは、警察を呼ばず「交通事故証明書」が発行されない場合、レンタカー会社が用意している保険や補償制度が一切適用されなくなることです。
どんなに充実した保険プランに入っていても、高額な修理代や相手への賠償金を全額自己負担することになります。
レンタカー会社(出発店舗またはサポートデスク)への報告
警察への連絡と実況見分が終わったら、直ちにレンタカー会社に連絡してください。営業時間外であっても、貸渡契約書に記載されている「24時間対応の事故受付センター」へ速やかに報告する必要があります。この報告を怠った場合も、規約違反となり保険・補償制度が適用外となってしまいます。
レンタカーの物損事故で発生する費用(免責額とNOC)

レンタカーでの事故は、マイカーでの事故とは異なる特有の費用負担ルールが存在します。思わぬ出費に慌てないよう、2つの重要な費用について整理しておきましょう。
免責額(自己負担額)とは?
レンタカーの基本料金には自動車保険(対人・対物・車両など)が含まれていますが、万が一事故を起こして保険を使う場合、お客様自身が負担しなければならない一定の金額が設定されています。これを「免責額」と呼びます(対物・車両補償それぞれ5万円程度が一般的です)。
事前に「免責補償制度(CDW)」に加入していれば、この自己負担額の支払いは免除されます。
ノンオペレーションチャージ(NOC)とは?
「NOC」とは、万が一事故や汚損等により車両の修理や清掃が必要となった場合、その期間中の「レンタカー会社の営業補償」として支払う費用のことです。
- 自走して予定の店舗に返却できた場合:20,000円
- 自走できず店舗に返却できなかった場合:50,000円+レッカー代等
注意点:免責補償制度(CDW)に加入していても、NOCは別途請求されるのが一般的です(NOCの支払いも免除されるフルカバーの安心プラン等に加入している場合を除きます)。
【院長の警告】「物損事故」でも体に潜む「むちうち」の危険性

ここからが、当ブログで私が最もお伝えしたい内容です。警察や保険会社とのやり取りなど、煩雑な手続きに気を取られ、ご自身の「体」からのSOSを無視していませんか?
不慣れな車と緊張感が「痛み」を麻痺させる
レンタカーに乗っている時は、普段乗り慣れない車の車幅感覚やブレーキの効き具合、さらには不慣れな土地でのナビを頼りにした運転により、無意識のうちに全身の筋肉が緊張状態にあります。その硬直した状態でドンッと衝撃を受けると、首(頸椎)や腰の関節へのダメージは、リラックスしている時よりもはるかに大きくなります。
さらに、事故直後は脳が極度の興奮状態にあり、アドレナリンが大量に分泌されています。そのため、「どこも痛くない」「大した事故じゃないから大丈夫」と錯覚してしまうことが非常に多いのです。
むちうちの症状は「数日後」に突然襲ってくることも
「むちうち(頸椎捻挫)」の本当に恐ろしいところは、事故当日には症状が出ず、翌日や数日後になってから、首の激しい痛み、頭痛、めまい、吐き気、手先のしびれとして突然現れる点です。少しでも首や肩、腰に違和感がある場合は、以下の対応を必ず行ってください。
- すぐに医療機関(整形外科や当院のような交通事故専門の接骨院)を受診する
- 医師の診断書を取得し、警察へ提出して「物損事故」から「人身事故」へ切り替える
なぜ「人身事故」への切り替えが必要なのか?
警察での処理が「物損事故」のままだと、後から痛みが出て本格的な治療や通院が必要になった際、相手方の保険会社から「事故とケガの因果関係が認められない」と判断され、本来受け取れるはずの治療費や慰謝料が一切支払われないトラブルに発展することがあります。
【院長の実体験】明暗を分けた2つのケース
これまで仙台で多くの交通事故患者様をサポートしてきましたが、レンタカーの事故で実際に起きた「悲しいケース」と「救われたケース」をご紹介させてください。

「大したことない」と自己判断し、泣き寝入りになったAさんのケース
仙台へのご旅行中、駐車場でバンパーを軽く擦る事故を起こしたAさん。
目立った怪我もなく「警察を呼んで現場検証をするのは、せっかくの旅行の時間がもったいない」と、レンタカー会社への報告だけで済ませてしまいました。
しかし地元に帰宅後、数日経ってから激しい首の痛みと手のしびれに襲われました。
慌てて近所の病院に行きましたが、警察による「交通事故証明書」がないため保険が一切適用されず、長引く治療費が全額自己負担になってしまったのです。
「あの時、少し時間をかけてでも警察を呼んでいれば…」と、Aさんは深く後悔されていました。
迅速な判断と当院のサポートで、無事に完治したBさんのケース
一方、仙台への出張中に交差点で軽い追突事故に遭われたBさん。
車体の傷はわずかでしたが、直後に当院へお電話でご相談いただきました。私はすぐに警察への通報と、提携する整形外科での受診(診断書の取得)を強くお勧めし、Bさんはその日のうちに手続きを済ませました。
数日後に予想通りむちうちの症状が出ましたが、すでに「人身事故」として処理されていたため、自己負担ゼロでしっかりと初期治療に専念することができました。
その後、Bさんの地元にある信頼できる接骨院へ当院からスムーズに引き継ぎを行い、無事に後遺症なく完治されています。
この2つのケースの違いは、「事故直後の正しい初期対応」と「専門家への早期相談」があったかどうか、ただそれだけです。私は交通事故治療の専門家として、Aさんのような悲しい思いをする方を一人でも減らしたいと本気で願っています。
【Q&A】レンタカー事故と通院に関するよくあるご質問

接骨院の窓口で、旅行中や出張中にレンタカー事故に遭われた患者様からよくいただくご質問にお答えします。
- Qほんの軽い接触で車に傷が見当たりません。それでも警察や会社への連絡は必要ですか?
- A
はい、必ず連絡してください。自己判断は絶対に禁物です。
目に見える傷がなくても、内部のフレームが歪んでいたり、センサー類が故障していたりする可能性があります。後からレンタカー会社に異常を指摘された場合、事故証明書がないと修理代が全額自己負担となってしまいます。
また、時速数キロの軽い衝撃でも人間の首には「むちうち」を引き起こす十分な力が加わります。
- Q旅行中の仙台で事故に遭いました。地元に帰ってから通院を続けることは可能ですか?
- A
もちろん可能です。全国どこの医療機関・接骨院へも転院や引き継ぎができます。
まずは事故現場近く(仙台)の整形外科などで「初診」を受け、診断書をもらって警察に提出(人身事故への切り替え)することが最優先です。その後の継続的な治療やリハビリは、ご自宅近くの接骨院へスムーズに引き継ぐことが可能です。
当院でも、上記のBさんのように、旅行者の方の初期対応から地元院への引き継ぎまでしっかりサポートいたします。
- Q「物損事故」から「人身事故」へ切り替える期限はありますか?
- A
明確な法律上の期限はありませんが、原則として「事故から1週間〜10日以内」に行うべきです。
事故から日数が経過しすぎると、警察が「事故の衝撃でケガをしたのか、その後の生活でケガをしたのか証明できない」として、診断書を受理してくれないケースが増加します。違和感があれば、我慢せずに事故当日〜遅くとも数日以内には受診してください。
- Q運転手ではなく「同乗者」がむちうちになった場合、治療費はどうなりますか?
- A
レンタカー会社の「人身傷害補償」や相手方の「自賠責保険」が適用され、自己負担なしで治療を受けられるケースがほとんどです。
レンタカー会社が加入している保険には、通常、運転者だけでなく同乗者のケガに対する補償も含まれています。「運転してくれた友人に申し訳ない…」と遠慮して痛みを隠す同乗者の方がいらっしゃいますが、後遺症を残さないためにも、まずはしっかりと検査と治療を受けてください。
仙台でレンタカー事故に遭われた方へ
旅行や出張で訪れた仙台の地でレンタカー事故に遭い、見知らぬ土地でどれほど不安な思いをされていることでしょう。
当院では、交通事故のむちうちに特化した専門的な施術はもちろんのこと、複雑な保険会社とのやり取りや「物損から人身への切り替え」に関するアドバイスまで、トータルでサポートしております。

当院のお約束
- 機械任せにしない、患者様一人ひとりの痛みに寄り添う「手技」を中心とした根本治療
- 保険の手続きや今後の不安に対する、専門スタッフによる無料相談サポート
- 整形外科や交通事故に強い弁護士とのスムーズな連携
「ただの物損事故だから」「せっかくの旅行中だから」とご自身の体を後回しにせず、少しでも体に違和感を感じたら、どうかお一人で悩まずに当院へご連絡ください。
あなたの健康な体と、これからの安心な未来を守るために、院長である私が誠心誠意、全力でサポートさせていただきます。
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